安全性について
市販されているから安全性は確立されているとは言え実際自分の身体に取り入れるとなるとその安全性は大丈夫か気になるところです。
プラセンタは日本語では「胎盤」という意味になりますが、胎盤そのままというわけであありません。
胎盤から必要な栄養素・美容成分等を抽出したプラセンタエキスです。
注射薬では人の胎盤を原料とし、健康食品や化粧品等の場合では豚・馬といった動物性のものと植物性のものがあります。
ヒト由来のプラセンタは、それを利用する私たちヒトに近い成分ですので吸収されやすい為効果が発揮されやすいです。
馬由来ではアミノ酸含有量が非常に多く丈夫な体を持つことから薬による汚染が少ないです。
豚由来では馬に比べ成分の内容が薄いですが、人の身体へ適応しやすいため吸収率は高いです。
特に飼育段階から特別な管理体制の下で育てられているため寄生虫や病原体を持たないとされている「SPF豚」はより安全性が高いとされています。
以前は牛や羊由来の物も利用されていましたが、日本国内で狂牛病で知られる「BSE(牛海綿状脳症)」が確認されたことから使用が禁止となりました。
牛由来のプラセンタ使用で狂牛病が発生したわけではありませんが、安全性が問題視され製造・輸入が禁止となっています。
それぞれメリットは違いますがどれも厳重な管理体制のもと作られているので感染症などの心配はないといえます。
感染症以外にも副作用が心配だと感じる方も多いと思います。
しかし実際副作用が出ることは殆どなく安心して利用されている方が大多数です。
ただプラセンタは栄養の宝庫です。
たんぱく質・アミノ酸等を豊富に含んでいるため食品アレルギーと同じような反応がおこることもあります。
しかしプラセンタには抗アレルギー作用があり喘息やアトピーをはじめとするアレルギーの治療にも利用されています。
どんなものでも合う合わないはひとそれぞれなので化粧品の場合は、肌の敏感な方は事前にパッチテストを行ったり、サプリメントや健康食品等体内に取り入れるものであれば、アレルギー体質の方や病気療養中や薬を服用している方・体力低下が著しい方・妊娠中の方、不安の強い方等については医師に相談の上利用されると安心です。